2026
11/01

足底腱膜炎|足裏の痛みがあった30代男性の症例

CASE — 足底腱膜炎

足底腱膜炎による足裏の痛みの原因と施術例

30代男性、足底腱膜炎により足裏に痛みがあるという症状で来院されました。2週間に1回、計5回の施術で足裏の痛みが緩和し、1回目の施術後には痛みが7割ほど軽減したとのご報告をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

対象
30代男性
主なお悩み
足底腱膜炎による足裏の痛み
期間・回数
全5回(2週間に1回の通院ペース)
経過
1回目の施術後に痛みが7割ほど軽減し、計5回の施術で足裏の痛みが緩和したとのご報告をいただきました

01 CAUSE足底腱膜への負担の集中

足底腱膜は、かかとの骨から足の指の付け根に向かって扇状に広がる丈夫な膜で、足のアーチ(土踏まず)を下から支えています。歩いたり立ったりするたびに引っぱられながら体重を受け止めており、この負担がくり返しかかることで、かかとの付着部を中心に痛みが出るのが足底腱膜炎です。

 

 

まず足の評価をしていくと、筋力検査でふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)と、足の指を曲げる筋肉(足趾屈筋群)の筋力が低下していました。

体重を受け止めているのは足底腱膜だけではありません。下腿三頭筋や足趾屈筋群も地面を踏みしめてアーチを支え、足底腱膜にかかる負担を分け合っています。

本症例ではこれらの筋肉が体重を支えきれていない分、その負担が足底腱膜に集中していたと考えられました。では、なぜふくらはぎや足の指の筋力が低下していたのか。ここで筋肉そのものではなく、筋肉に指令を届ける神経に着目しました。

02 CAUSE第5腰椎と脛骨のずれによる神経への負担

下腿三頭筋と足趾屈筋群は、どちらも脛骨神経(およびその枝)が担当しています。この神経のもとをたどると、腰の下部(第5腰椎〜仙骨)から枝分かれする神経(L5・S1神経根、とくにS1)につながり、膝の裏からふくらはぎの奥を通って足の裏へと向かいます。

実際に腰の評価をしていくと、第5腰椎が図のようなずれ方をしており、第5腰椎と仙骨のあいだ(画像では狭窄部位と表記されているところ)の周辺で、足へ向かう神経に負担がかかっていることが考えられました。

L5〜S1の狭窄部位・神経圧迫のイメージ

 

さらに膝下を評価すると、すねの骨(脛骨)が太ももの骨(大腿骨)に対して後ろ方向へずれており、膝の裏からふくらはぎにかけて通る脛骨神経にも負担がかかっていることが考えられました。

 

腰と膝下の2か所で神経伝達が低下することで、下腿三頭筋と足趾屈筋群に力が入りにくくなり、その結果として足底腱膜に負担が集中していたと考えられました。

そのため、第5腰椎と脛骨のずれに対する矯正を中心に、神経への負担を減らす施術を行い、1回目の施術を終了としました。

03 PROGRESS施術経過

1回目の施術後、2回目来院時には足裏の痛みが7割ほど軽減したとのことでした。その後も2週間に1回のペースで来院いただき、足底部や腰部の細かい調整を行い、計5回の施術で足裏の痛みが緩和したとのご報告をいただきました。

SUMMARYまとめ

今回は足底腱膜炎による足裏の痛みが、第5腰椎と脛骨に対する矯正で緩和されたケースでした。痛む場所は足の裏でも、本症例のように負担の出どころが腰や膝下にあることがあります。

足裏やかかとの痛みは、足底腱膜炎のほかにも疲労骨折や神経の病気などが原因のこともあります。腫れや熱感が強い場合、安静にしていても痛む場合、しびれや感覚の鈍さを伴う場合などは、医療機関での受診をおすすめするケースもあります。

クライアント様の症状や状態、評価によって施術をしない方がいいケース、当院の手技で症状の緩和が得られるケースなどさまざまですので、お悩みの方は一度ご相談いただけますと幸いです。

※あくまで一症例のご報告です。感じ方や経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

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