2026
02/16

肩が痛くて腕が上がらない、夜間寝ている時も激痛で起きてしまう症例の原因と施術例

半年程前から右肩に痛みが生じ、最近では痛くて肩が80度くらいまでしか上がらない、夜は寝返りの度に痛くて目覚めてしまうといった症状でお悩みの40代女性の症例です。

肩への施術と首の筋膜への施術を行い6回の施術で日常生活での痛みを感じなくなったとご報告をいただきましたので、経過をご紹介させていただきます。

・上腕二頭筋腱炎での肩の激しい痛み

通院当初は肩の痛みでも多くみられる障害として上腕二頭筋腱炎(力こぶの筋肉の炎症)による激しい動作時痛、夜間痛がみられました。

お身体を細かくみていくと上腕二頭筋への神経が出ている第5頚椎にズレがあり、頚椎の調整にて肩の痛みの減弱がみられました。さらに上腕二頭筋の緊張・癒着を取っていくとその後は仰向けの状態で痛みなく寝れるようになりました。

1回目の施術ではこれらの処置と肩周りのリリースを行い終了としました。

2回目来院時にお話を伺うと1〜2日は痛みが少なく夜も寝られたが、またすぐに痛みが戻ってきてしまったとのことでした。

お身体の状態を見ていくと確かに肩周りの緊張が元に戻ってしまっており、強い可動域制限が出ていました。

・腕神経叢の圧迫による神経障害

これらの戻りの原因を探っていくと首の前面の筋肉の緊張が強く、腕神経叢と呼ばれる肩に向かう神経が圧迫されていました。

特にシブソン筋膜や小胸筋の緊張が強かったためこれらに対して緊張緩和を行うと次回以降の肩周りの強張りの戻りはみられなくなりました。

神経の圧迫が取れたあとは数回に渡り肩の可動域制限の原因となっている箇所の調整を行い、6回目来院時には日常生活では痛みは感じなくなったと報告を受け、肩の可動域も170度程度まで改善がみられました。

肩の痛みは首から繋がる神経の圧迫や、肩周りの筋肉の緊張、姿勢の崩れによる軸のズレ(骨盤・脊柱の傾き)など数多くの原因があり、痛みの緩和には何回か施術が必要となるケースが多いです。

しかし、神経の促通や関節軸が整ってくると非常に高い確率で改善がみられる部位でもありますので、重症化する前に早めのケアをお勧めいたします。